本日、8月17日金曜日付フジサンケイビジネスアイ紙に、李さんのインタビューが“顔写真入り”で掲載されました。
「フジサンケイビジネスアイ」紙は、元々を「日本工業新聞」と言い、現在は産経新聞社の子会社として日経産業新聞と並ぶ経済紙(フジサンケイビジネスアイ社長/縣氏談)となっている新聞です。
約一時間に及ぶ李さんの語りをまとめた記事は、さすがプロ仕事だと思いました。
画像では見にくいと思うので、以下内容を掲載します。
———————————————————————-
『医療用ソフトウェア開発からエコ事業にチャレンジ』
リベルワークス 社会に貢献する企業を目指す
リベルワークス(文京区)は、2006年に李亨植社長が中心となって設立。医療用ソフトウェアの開発、特に、放射線分野の画像処理や伝送技術を得意とする企業として成長してきた。他にも審査認証事業など、ここ数年でビジネスの幅を広げている。2010年に開始したエコ事業もそのひとつだ。
ニーズをくみ取るソリューション提案
再生可能エネルギー買い取り制度の開始など、事業環境も整備され、エコ事業に参入する企業が増えたが、同社の事業戦略には特徴がある。それは、「病院が抱える問題解決に有効かどうか」という視点だ。
現在、力を入れているのは、大規模太陽光発電(メガソーラー)のパネル設置向けのアルミ製ソーラー架台と、停電などの緊急時に備えるリチウムポリマーバッテリーの販売だ。
東日本震災でも、病院が電力不足のため、診療や治療に大きな支障をきたしたことはよく知られている。同社は医療の現場に精通しており、電源確保が現場を支える重要な要素であることを認識していた。医療分野での実績を築きながら、一般にも普及させたい考えだ。
事業内容は、製品の販売にとどまらない。今後はエコに関する医療向けソリューションも視野に入れている。システム事業で数多くの医療施設に製品を納めてきた経験から、病院の経営、治験などの内情も理解している。たとえ他と同じ製品であっても、深くニーズをくみ取る形でソリューションを提案していけるのが、同社の強みだ。「当社は積極的に社会貢献をする企業を目指している。エコ事業はチャレンジのしがいがある分野だ。既にある製品も改善の余地は大きい」と、李社長は語る。
「販売だけではなく、製品の企画開発も続けていくつもりだ。“エコ”というキーワードで『リベルワークスブランド』を確立していきたい。いずれは医療の枠にとらわれず、“エコ”自体を事業の核にしたい」と述べた。
同社の事業は、システム関連が8割を占めている。それを、システム関連5割、エコを含めた他の事業で5割にしていく考えだ。中期事業計画「NEXTSTEP2012」で、3年での基本戦略の実現を目指している。
———————————————————————-
2012年8月17日付 フジサンケイビジネスアイ紙 9面 成長企業欄下段掲載
(上田学)